あとで開くノートの取り方
ノートの出来を測る基準は、講義を写し取れたかどうかではない。もう一度開くかどうかだ。その基準で見ると、ほとんどのノートは失敗していて、失敗の理由は字の綺麗さともアプリとも関係がない。
全部を記録したノートは書き起こしだ。書き起こしは、勉強を助けるものではなく、勉強しなければならない対象になる。
失敗の正体は「完全さ」
全部書き取ろうとすると、自分が書き起こし装置になる。理解に使われるはずの注意がちょうどそこに占められ、しかも出来上がるのは講義と同じ長さの文書で、復習が楽になる要素がない。
ノートは、何を落としたかに比例して役に立つ。何が重要かを決めるのが仕事で、書くことはその決定の副産物だ。
余白を空けておき、あとで使う
コーネル式を一文で言えば、講義中は左の余白を広く空けておき、終わってからそこに「このノートが答えている問い」を書き込む、ということ。
講義の後の十分間は、講義中の五十分より価値がある。問いを書くことで、まだ記憶が新しいうちに聞いた内容を処理せざるを得なくなり、読み返すだけのものではなく練習できるものが手元に残る。
内容の形に合わせる
論証や物語なら直線的に。階層があるものなら見出しで。系や関係なら図で。比較が本質なら二列の表で。
多くの人は一つの方式を決めて、すべてをそこに通そうとする。方式は内容に従うべきだ - 散文で書かれた比較は、あとで変換しなければならない比較で、そして変換はされない。
手書きかパソコンか
打つほうが速い。そしてそれが問題になる。速いと逐語的な書き起こしが可能になり、可能な人はそうしてしまう。手書きは十分に遅いので選ぶことを強いられ、その選ぶ部分が理解を作る。
現実的な答えはパソコンを捨てることではない。書き起こさないと決めることだ - 断片で、自分の言葉で、あとで調べられる部分は残す。考えずに打てているなら、それは学んでいない。
使えるものにする復習
ノートは触られないまま早く劣化する。一日以内に一度、その週のうちに一度通せば、その学期のあいだ使える状態が保たれる。
最初の一巡は短い。読んで、余白に問いを足し、意味が取れなかったところに印をつけ、聞くべきことを書き出す。十五分で、ただのフォルダと資料の違いになる。
FAQ
いちばんいいノートの取り方は何ですか?
内容に合う形式です。論証は直線的に、階層は見出しで、系は図で、比較は二列で。一つの形式にすべてを通そうとすることのほうが、形式選びを間違えることより多い失敗です。
手書きとパソコン、どちらがいいですか?
平均すれば手書きで、理由は速度です。打てると逐語的な書き起こしが可能になり、書き起こしは理解を作る取捨選択を置き換えてしまいます。書き起こさないと決められるなら、パソコンでも問題ありません。
コーネル式とは何ですか?
講義中は左の余白を広く空け、終わってからそこにノートが答えている問いを書き、下に短い要約を置く方法です。記録を、自分に問える形に変えます。
いつ復習すればいいですか?
一日以内に一度、その週のうちに一度。最初の一巡は十五分ほどです - 問いを足し、意味が取れなかったところに印をつけ、聞くべきことを書き出します。
ノートは科目に属し、科目には時間割と締め切りがあります。majored はその側を Mac、iPad、iPhone で持つので、ノートの周りの枠組みは最初からそこにあります。