暗記方法 - 入れるのではなく、出す回数で決まる
覚えられないとき、多くの人はもっと丁寧に入れようとする。効くのは逆で、出す回数を増やすほうだ。定着を決めているのは入力の質ではなく、何もない状態から取り出した回数のほうで動く。
覚えるのは入れる作業ではなく、出す作業だ。読み返した回数ではなく、思い出した回数で決まる。
書き写しても覚えない
赤シートで隠す、単語を三回書く、まとめを作り直す。どれも入力の作業で、どれも手が動いている感覚が強い。そして後の成績にはほとんど効かない。
効くのは、見ないで出すこと。同じ十分でも、眺める十分と、閉じて言ってみる十分では残る量が倍近く違う。やっている最中の手応えは後者のほうが悪い。その不快さが仕組みが働いている印だ。
間隔を置く
まだ完璧に覚えているものを繰り返しても、ほとんど何も足されない。半分忘れかけたものを組み立て直すことが、記憶を固める作業になる。だから間隔は、忘却を少しだけ許すために置く。
実用的な並びは、当日・翌日・三日後・一週間後・二週間後・一か月後。楽に出るものは後ろへ、出ないものは前へ。数字そのものは神聖ではない。間隔があるかないかの差のほうが、間隔の精度の差よりずっと大きい。
アプリなしでやる
三つの山を作る。全部が一の山、毎日。二回正解したら二の山、毎週。二の山で二回正解したら三の山、毎月。間違えたら一の山に戻る。
ライトナー・システムと呼ばれるもので、これを実装したどのアプリよりも古い。ソフトの利点は管理をやってくれること。欠点は、設定そのものが作業になること — そして作業は、勉強の代わりに実に気持ちよく片づく。
暗記が向かない範囲
用語、年号、公式、単語には向いている。理解には向いていない。証明がなぜ成り立つのかはカードでは届かず、無理にやると手順だけを覚えた束ができる。試験が問い方を変えた瞬間に崩れる束だ。
正直な分け方はこうなる。口をついて出る必要があるものはカードで、分かっている必要があるものは演習と説明で。ほとんどの科目は両方を、違う比率で必要とする。
FAQ
いちばん効果的な暗記方法は何ですか?
見ないで出す練習を、間隔を置いて繰り返すことです。書き写しや眺め直しは入力の作業で、後の成績にはほとんど効きません。定着は読み返した回数ではなく思い出した回数で決まります。
どのくらいの間隔で復習すればいいですか?
当日、翌日、三日後、一週間後、二週間後、一か月後が実用的な並びです。楽に出るものは後ろへ、出ないものは前へ動かします。数字の精度より、間隔があること自体のほうが重要です。
アプリは必要ですか?
必要ありません。毎日・毎週・毎月の三つの山(ライトナー・システム)が同じ仕事をします。アプリは管理を代行してくれますが、設定すること自体が勉強を避ける有効な手段にもなります。
理解が必要な範囲にも使えますか?
向きません。カードは問いと答えの形がはっきりしたものに向いています。理解は演習と説明から来ます。概念部分をカードでやろうとするのは、よくある高くつく間違いです。
実際に崩れるのは方法ではなく、その周りの予定であることが多いです。majored は科目、締め切り、試験をまとめて持ち、復習の予定が置ける場所を作ります。Mac、iPad、iPhone にネイティブ対応。